Who We Are 私たちについて
起業のきっかけは「宅建」
ネットオークションに可能性を見出し事業化
当社の創業は2009年のこと。創業者である私自身のある出来事がきっかけでした。私は当時法律に興味があり、その入門編として会社勤めをしながら宅建の勉強 をしていました。毎日2時間ぐらい勉強して資格は取れたのですが「不要になった宅建の教材を捨てるのがもったいない」と思っていました。しかし、教材は書き込みや下線で 真っ赤。リサイクル店や古本屋では引き取ってもらえません。そこで、ネットオークションに出すことにしたのです。
「いくらリサイクル店で値がつかない教材でも、 一生懸命勉強した痕跡が残る価値のあるもの。世の中には、この教材を試験に出る大切な部分がひと目でわかる教材だと捉えてくれる人が 絶対いるはず」。書き込みのあるページをしっかり写真に収め、ありのままを見せて教材を紹介しました。その結果、予想通り何件かの入札があり、教材を入手したときの価格を上回る価格で売ることができたのです。
私は、大手の古本屋でアルバイトをしていた経験から、「従来のリサイクルショップへの不満をひとつひとつ改善することで大きな事業になるのでは」と考えました。リサイクルショップに対する一番の不満は、「買い取り価格が安い」ということです。それは、リサイクルショップにとって「買い取り=仕入れ」だから。企業はいいものを安く仕入れようとしますし、売れずに在庫として抱えるリスクもある。なので、リサイクルショップの買い取り価格が安くなってしまうのはある意味当然のことです。
その点、ネットオークションなら、買い 取り店でなく「欲しい人の価値観」で価格が決まります。これが本当の「適正価格」で、ネットークションは、ものが「高く売れる」仕組みといえるのではないかと考えたのです。
海外のサイトとも連携し
より「売れる」仕組みを構築
当社は、ネットオークションの「高く売れる」という利点を徹底的に追求しています。
まずは、商品の見せ方、特に撮影が大切なので、社内に最新の撮影機材を備えたスタジオを作り、スタッフがうまく撮影できる環境を整えました。また、他社に先駆けて海外オークションへの同時出品を展開しています。多くの人に訴求すればするほど、人とモノをよりよい形でマッチングさせることができます。それに、外国の人は日本人とはまた違ったものさしを持っているので、国内と海外に同時出品することで、モノの持つ可能性がグッと広がるのです。国内ヤオフクと海外 ebayの在庫連動に繋がる出品代行管理システムをパートナー企業と共に日本で初めて完成させ、稼働させています。
今後は、マーケティング事業や
FC展開も視野に
ネットオークションは今の時代にマッチした、「本当の意味でモノが生きるシステム」です。すでに当社は業界トップクラスにいますが、まだまだネットオークションをやったことがない人はたくさんいます。一方で、 「もったいない」「捨てたくない」と思う気持ちは誰にでもあるはずです。
今後は、もっと広くみなさんの気持ちとネットオークションをつなげていきたい。ネットオークションになじみのない高齢者などにとっても、「断捨離の味方」ぐらいの身近な存在になるように努めていきたいと思っています。
そのために、全国で商品受け取りをするフランチャイズ店の展開にも力を入れています。すでに大阪と兵庫の2店舗で試験的に稼働させ、本格的な全国展開に向けて動き出しています。フランチャイズ店では、パートナー企業とコラボしてiPhoneやカバンなどの修理も取り次ぎ、「リペア事業」にも展開させていきます。
新事業としては、ネットショップの商品撮影代行、オークションのシステムを活用した市場調査なども考えています。 マーケティングはこれまで大手企業しかできない費用のかかるものでしたが、当社のシステムを使えば、オークションで試験的に販売し、国内外のテストマー ケティングが可能。手軽に世界的ニーズを探れるマーケティングとして、日本や世界の中小企業を助けることができます。
ネット オークションは関わった人がみんな幸せになれる仕組み。モノを本当の意味で生かすことで、社会に貢献できる企業として成長していきたいと考えています。