Who We Are 私たちについて
自然豊かな環境やそこに暮らす人々…地域がまるごと保育園!
西宮市北部に位置する西宮名塩ニュータウンは1991年に開発された住宅地。交通の便もよくなりとても住みやすい地域ですが、当初予定されていた「保育所の開設」が遅れていたことが、地域の抱える課題でした。
街に暮らす子育て世代からの強い要望ももあり、「共働き世代が増える中、将来も西宮名塩ニュータウンが若い世代にとって暮らしやすい活気のある街であり続けるように」と、2005年3月、街びらき当初からの住人である赤石(理事長)、東野(保育園園長)ら、地域で暮らす親たちが力を合わせて社会福祉法人を立ち上げ、翌4月に30人収容の小さな保育園を開設しました。
以来、周辺に点在する公園を活かした環境で毎日外遊びをし、周辺住民にも愛され、地域がまるごと保育園のような環境で子どもたちが育っています。現在は、周辺地域の待機児童解消の役割も担い、分園を合わせて145名の児童を預かり、職員は60人近くになります。
もともと「地域福祉に貢献したい」という想いで立ち上げた法人なので、保育園を運営する過程で地域の高齢化問題、障がい者の問題など、福祉課題が見えてくるようになりました。入園してこられた発達障がいの子どものためにお医者さんに来てもらうなど勉強と経験を重ねていたところに臨床心理士が入職し、新しく事業化したのが児童デイサービス「ぽぽデイ」です。
目の前の課題に一生懸命取り組むうちに、事業の幅が広がってきました。
「よい保育」を通して、よき市民をつくる
子どもたちはやがて社会に出て市民のひとりになる存在です。私たちは、子どもたちの将来を見据えて育てることを目標にしています。そのために大切なのは、子ども同士が自分たちで考え意見を言いあえる環境をつくることです。
スタート時は保育園の規模が小さく、必然的に異年齢保育となりましたが、園児が100名を超えた現在も異年齢保育を選択しています。子どもたちは自分たちより少し上の年齢の子を見て、子ども同士で育ちます。たとえば、3歳同志が遊びのルールが理解できずに喧嘩をしたときに5歳児が仲裁に入って解決するなど、大人が介入することなく子どもたちが自ら立場を考えながら意見交換をし、行動する機会が自然と生まれます。
また、年齢に関係なく発達には個人差があります。異年齢保育だと、言語、身体の発達など自分の発達に応じた仲間を作ることができ、どこにでも自分の居場所ができるのです。子どもたちみんなが自分の居場所があると感じられることも、幼児期の環境にとって大切なことだと考えています。
「働き方改革」が進んだ職場をめざして
"住民の要望から設立した背景から、保育そのものについても就労についても「最善の事例でなければいけない」という自負を持ち、また誰でも経営に参画できるという「法人」でもあります。
働き方については法令順守を重んじ、有給休暇の完全消化に取り組んでおり、無理のないシフトを組めるよう職員は多めに配置しています。また、保育事務の仕事は家に持ち帰ることなく、すべて職場で片付けられるよう取り組んでいます。休憩時間をきちんととることはもちろん、行事前など忙しい日を除いて残業はせず、早く帰れるようにするなど職員の働く環境改善においては最前線をめざしています。
最近では、育休復帰して育児時短で出産後も働く職員も増えてきました。今後も、ライフステージに合わせて長く働ける環境づくりに力を入れていきたいと考えています。
2019年度も新卒採用予定です。保育士という専門職を楽しみながら、広い視野でこの地域のために一緒に働いていただける方を募集しています。"