Who We Are 私たちについて
職員とともにつくる、風通しのよい職場環境づくり
六甲山の豊かな自然に恵まれた町、西宮市北部に山口苑、名塩さくら苑があります。
私たちはこの場所で25年、介護老人福祉施設、短期入所生活介護、通所介護、訪問介護、居宅介護支援、地域包括支援センターといったサービスを提供することで地域の福祉に貢献してきました。
新卒採用は、毎年継続的に行っています。就職フェアなどさまざまな新卒採用活動をしていますが、実習生からの採用が多いのは当施設の特徴かも知れません。実習に来てくれた学生さんが肌で施設の雰囲気を感じて、そのままの流れで就職先として考えてくれるのはとても嬉しいことです。
長く定着している職員が多いのも当施設の特徴です(平成29年度、名塩さくら苑介護職員の離職は0名)。私たちは、「職員にとって働きやすい職場」がご利用者さんにとっての過ごしやすい環境につながると考えています。そのため、人間関係や風通しのよさをとても大切にしています。
そのほかにも、挨拶や小さなコミュニケーションを大切にするなど、みんなで心がけている点はたくさんありますが、例えば、山口苑では「職場をよくする委員会」を作って職員からの意見を募っています。「個々の意見を尊重して働きやすさにつなげよう」と、職員からの意見を大切にする仕組みもみんなで作り上げたものです。
また、人事考課制度を導入し、半期ごとに上司と直接面談する機会も設けています。面談は、職員にとって何でも相談できる場です。職員は事前に意見や疑問を準備して面談に臨んでおり、それらの意見や疑問をもとに働く環境や体制の改善を重ね、よりよい職場づくりにつなげています。
面談は自分の頑張ったことや希望をPRできる場でもあります。日々の仕事の中で感じていることや思いをゆっくり上司と話す機会が年に2回あることは、職員にとっては大きな安心感であると同時に、「自分の考えが尊重されている」ことを実感することで、組織の一員としての自覚と自信につながり、それぞれの能力を最大限発揮する基礎になっています。
介護のプロとして、引き出しを増やす
主な仕事は「利用者の生活支援」が基本にですが、私たちは、生活支援だけでなく「楽しんでいただく」ことをめざしています。そのためにはまずは職員自身が楽しむことが重要で、音楽や園芸など自分の趣味を活かしてご利用者の笑顔を引き出すスタッフもいます。「やりたいことを大いにやろう」というのが当施設の特長で、それができたときの大きな達成感が職員の喜びです。
介護は「人対人」の仕事なので、マニュアル通りにはいきません。50人いれば50通りの介護の方法があります。うまくできている職員の所作や声のかけ方などを参考にしながらみんなで意見を出し合い、ケースバイケースの情報交換を密に行い、共有しています。
うまくできているスタッフのやり方と同じようにやって必ずうまくいくというわけではないのですが、経験の少ないスタッフのやり方に先輩が「なるほど!」と驚かされることもあります。成功例をみんなで共有することが、やがて共通のノウハウとして蓄積されるのです。
このような取り組みを続けているうちに、職員の親御さんをお世話するケースも見られるようになりました。舞台裏を知った上で自分の親を預けてくれるのは、積み重ねてきた歴史への評価だと誇っています。
「プロジェクトチーム」を通して、新たな自分の発見を
日常の介護とは少し違った仕事を体験できるのが「プロジェクトチーム」です。
現在、新卒採用活動を行う「新入職員採用プロジェクトチーム」、外国人受け入れの準備をする「外国人採用受け入れチーム」、設立25周年を迎える当法人の記念事業に向けた「25周年記念行事プロジェクトチーム」の3プロジェクトがあり、そのメンバーはすべて管理職以外のスタッフで構成されています。
一年に一度、施設職員全体を集めてプロジェクトチームの年度内の活動報告を行う機会を設けており、管理職も若手も大きな刺激や目標となっています。
普段は介護の仕事をしている職員が、介護以外で能力を発揮する機会があるのも、当施設の介護職のおもしろいところです。当施設には、いろんなバックグランドを持った多彩な人材が集まっており、それぞれ自分のこれまでの経験を活かしながら働いています。福祉系の学部以外の人や介護経験のない人も、ぜひチャレンジしてください。