Who We Are 私たちについて
「建物」の舞台裏を支える建物管理の仕事
「不動産管理会社」と聞いて、すぐにどんな会社かイメージできる人は少ないのではないでしょうか。しかし実は、みなさんの生活にとても身近な存在です。例えば、みなさんが通っている大学や病院、市役所、買い物に訪れるショッピングモールなど、すべての建物には、空調や照明、水道や電気系統などの設備や、警備、清掃など、建物内で人々が快適に過ごせるよう裏で支えている仕組みがあります。大きな建物には機械室や空調室、防災センターなどがあり、そこで働く人々がいます。建物をひとつの舞台に例えると、建物管理の仕事はそれを支える裏方の仕事。しかし、それらがなければ人々の暮らしは成り立たない、とても大切な存在なのです。
当社は1965年の創業以来、日本全国で建物を管理してきました。高度成長期に建てられた古いビルから最先端技術が搭載された最新の超高層ビル、学校、病院など、管理する物件の特徴はさまざまです。私たちは長年の経験と実績をベースに、建物を個性ある「生き物」のように慈しみ、確かな目利き力で診断することで、顧客に最適な建物管理を提案しています。
近年増えているのは、「省エネ」や「耐震」といった課題。時代の変化により顧客ニーズも変化します。「独立系」という中立的な立場から顧客の抱える多様なニーズに多角的かつ最適な提案を行うことで信頼を得ています。
社内の多部門が一丸となって
ひとつの建物を管理
当社は幅広い年代の社員が働いており、日々刺激し合いながら切磋琢磨しています。毎年10人から20人の新卒を採用していて、若いうちから活躍できる会社です。
入社後約3か月間は、当社が管理しているビルの現場業務を実際に経験し、建物がどのように管理されているのかを肌で学んでいただきます。その後、本人の希望と適性を鑑み各部門に配属になります。
仕事内容は大きく分けて5つあり、それぞれが連携して新規の提案から建物管理までの事業を行っています。
まず、「業務担当」は当社の管理物件の担当窓口。担当物件で、契約どおりに管理・運営を行い、さらなる顧客ニーズをくみ取ります。管理物件に常駐する人材の採用や労務管理等も行い、実際に現場を動かし顧客の相談役となる仕事です。
「開発営業」は新規物件への営業です。綿密な情報収集の上、顧客ニーズを引き出し、独立系企業だからこその柔軟な提案を行い、信頼を勝ち取りながら受注に導きます。
「企画提案」 は、建物の性格や立地条件、用途などを勘案し、設計図面から必要事項を読み取って、その建物に最適な管理運営方法を総合的に提案する仕事です。開発営業と情報を共有し、専門的な視点からお客様に最適なプランを提案します。
「技術」は、専門的な調査・分析を通して建物の機能やコンプライアンスに問題がないかを的確に診断します。その上で、将来的にどの時期にどの位の費用がかかるのかをシミュレーションし、修繕計画の提案を行います。
「管理」は、総務・経理・IT・人事など、社員の業務と会社運営をバックアップする基幹業務です。
日本管財では、これらの部門が一丸となり、物件に応じた最適な管理運営をお客様に提供しています。
建物は立地や用途等によって管理手法を柔軟に変えていかなければならず、更にお客さまの要望に沿った様々な提案が求められます。型にはまったものではなく、自分なりのアイデアを加えながら建物を管理する奥深い仕事です。
海外展開を視野に、グローバル企業として成長
当社は、2013年にオーストラリアの住宅管理業界においてトップシェアを誇るPICA社の株式50%を取得し、続いて2017年にアメリカのカリフォルニアで高級住宅街の管理をするKPPM社の持分を取得しました。ヨーロッパや中東地域においても、今後進出の機会を探るため、さまざまな情報収集を行っています。
当社の海外戦略は、当社が持っている技術やサービスを世界に提供し、さらに新しいマーケットから新しいノウハウを獲得する目的のもと進めており、将来のさまざまな可能性を秘めた事業です。「世界に冠たる日本管財にしたい!」という大きな夢をみながら、グローバル企業として、大きく羽ばたこうとしています。