Who We Are 私たちについて
「子どもが主体」が大きな柱。自分で考える子を育てる
「みどり園保育所」の特徴は、子どもの自主性を第一に考える教育。庭に育っているリンゴやオレンジの木々は、何年も前の園児が植えた種から育ちました。自分が食べた果物や野菜の種を蒔いてみて、「どうしたら芽が出るのか?」「芽が出ないのはなぜか?」と、その都度調べて自分で考えて育てるのです。
遠足も、「海」「山」「川」と目的地を分けて、子どもが各々行きたいところを自分で選んで向かいます。「海に行けば、何があるかな?何ができるかな?」などと事前に調べて、行先選びをするところからスタート。
階段の踊り場に飾られている「龍」のオブジェは、川に行った子どもたちが見つけて持ち帰った流木で作ったもの。もう何年も子どもたちを見守っています。
子どもたちの活動の多くはこのような自主的な発想や行動によるもので、保育士の役目はそのサポートであると考えています。保育士にとって最も大切なスキルは「園児の興味を引き出す」こと。取り組みの前には、まるでプレゼンのようにあの手この手で子どもたちの「やってみたい!」気持ちを引き出します。
ほかにも本やネットで子どもたちと一緒にわからないことを調べたり、工作の素材を子どもたちと近所のホームセンターで買い物したりと、子どもがやりたいことを実現できる手助けをしています。
大人が介入し過ぎず、一緒に「わからないものを知ろうとする」のが当園の方針。子どもと保育士が対等の関係で、アクシデントも次のきっかけにし、子どもと一緒に職員も成長する環境です。
子どもたちが活き活きと過ごせる「大きなおうち」
子どもにとって、保育園で過ごす時間は家庭で過ごす時間より長く、保育園の環境はとても大切だと考えています。見学に来られた方は、当園の木の温もりや自然にあふれた環境に感嘆の声を上げられますが、「感受性や創造性は実際に触れたものによって発露し、育成される」という考えから、保育園の建物は、床や壁、天井などの素材にこだわり、子どもの創造性や行動力を伸ばせるような環境を設定しています。子どもたちの絵や作品も、インテリアの一部として飾っており、ランチルームのテーブルの花は子どもたちが庭で摘んできたものです。
また、異年齢保育で年の違う子どもたちが交流できる環境も大切にしています。年少児は年長児の刺激を受けて成長し、年長児は年少児の世話をする中から、自然に思いやりの心が芽生えるという育ち方ができています。鍵盤ハーモニカは、5歳の子どものカリキュラムとして教えますが、「3歳の子がやりたいと言っているから使わせてあげて」と5歳の子どもから提案を受けることも。当園のイメージは、子どもたちが家族のように過ごせる「大きなおうち」。子どもたちと先生が力を合わせてみんなで作っている保育所です。
大切なのは、大人も心から楽しむこと!
子どもたちの自主性を育むために、職員は日々切磋琢磨しています。子どもたちに新たな提案をするために自分が知らないことを調べたり、自然な形で子どもの興味を引き出すための研究をしたり。毎日のように職員同士で話し合い、知恵を出し合っています。
大切なのは、そのような時間も子どもと接している時間も、自分自身が一番楽しむこと。「先生、楽しそう!」と子どもたちが感じてくれることが第一です。
そのためには、子どもたちに「教える」のではなく、子どもたちと同じ目線でどんなこともやってみる。常に好奇心を持って子どもと一緒にいろんなことを楽しめる人なら、当園での保育士の仕事にやりがいを持っていただけるはずです。
当園は、複数担任制で職員はとても仲がよく、定着率のよさは評価をいただいています。仕事を心から楽しむためにはプライベートも大切です。子育て中の職員も多いので、「自分の子どものことは後回し」にならないよう、子どもの学校行事は優先して行えるような体制を整えています。
2019年には定員100名の分園をオープンしました。ぜひ、先輩職員の話を聞きにお気軽に訪ねて来てください。